
薬物濃度測定受託サービス
ティー・エヌ・テクノスでは、血漿、血清、尿、組織などの生体試料中に含まれる薬物および代謝物の濃度測定サービスを提供しています。In vivo 試験における薬物動態( PK )解析や毒性評価に不可欠な高精度・高感度の測定データを迅速にご提供し、研究の成功をサポートします。
生体内薬物濃度測定
当社の生体内薬物濃度測定の分析技術では、LC/MS/MS が中核を担っています。最新鋭の LC-MS/MS 機器を複数台導入しており、あらゆる分析ニーズに対応可能です。感度、選択性に優れた高性能質量分析装置を用いることで、微量成分の検出や複雑なマトリックス中の成分分離を高精度に実現しています。
Ligand Binding Assay( LBA )
ターゲット分子(例:タンパク質、受容体)とリガンド(結合パートナー)の間の特異的な結合を検出・定量するバイオ分析手法です。主に、以下の目的で広く用いられます。
- 薬物動態(PK)分析:薬剤やその代謝物の生体試料(血清、血漿、組織など)中の濃度を経時的に測定し、吸収、分布、代謝、排泄( ADME )に関する情報を提供
- 薬力学(PD)分析:薬剤の生体応答を評価し、治療効果やメカニズムを解明
- 免疫原性評価:生物製剤に対する抗体( Anti-Drug Antibodies, ADAs )の産生を検出・定量し、薬剤の有効性、安全性、忍容性への影響を評価
- バイオマーカー分析:疾患関連バイオマーカーの定量や治療応答を評価
当社では、MSD プラットフォームを活用した LBA サービスを提供しており、お客様の医薬品開発における様々なフェーズをサポートしています。MSD を用いた LBA は、特に生物製剤の開発において、その高感度性、広いダイナミックレンジ、マルチプレックス能力から、PK、PD、免疫原性、バイオマーカー解析において不可欠な技術です。